震災便乗の迷惑メールが相次ぐ

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セキュリティ対策ソフト大手のシマンテックは27日、東日本大震災のニュースに便乗した悪質なメールやウイルスなどの発生状況をまとめた。(アサヒ・コム編集部)

同社によると、地震から数時間以内に不正メールの発生が確認された。最も目立ったのは、ポルトガル語で「津波が再び仙台を襲った」という意味のタイトルがつけられたメール。発信元はブラジルで、メール中に動画を再生できるような画像が埋め込まれているが、クリックするとウイルス(マルウェア)がダウンロードされ、ユーザーの個人情報が盗まれる可能性があるという。同社が把握しただけで7000通あったといい、実際に飛び交った数ははるかに多いとみられる。




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ニュース - 震災便乗の迷惑メールが相次ぐ、目的はフィッシングやウイルス感染:ITpro04/27

内容は、過去に出現した便乗メールとほぼ同じ。例えば、同震災のニュース記事に見せかけた迷惑メールが出回っている(図)。メールに貼られた画像をクリックすると、ニュース動画ファイルなどに見せかけたウイルスがダウンロードされそうになる。

出回っている図(東日本大震災に関連したスパムメール事例)





現在では、地震発生から時間が経過しているために、東日本大震災に便乗した迷惑メールは減少しているものの、依然確認されているという。このため同社では、そのようなメールに注意するよう呼びかけている。


具体的な対策としては、「覚えのないメールは安易に開かない」「個人情報を入力するのは、信頼できるWebサイトに限定する」「怪しいリンクをクリックしない」「フィッシング詐欺対策機能を備えるセキュリティソフトを利用する」などを挙げている。