世界中の映画人が東北を応援

ベンダース、ギリアム監督も…映画人100人が東北にエール― スポニチ Sponichi Annex 芸能04/21

「世界中の映画人が皆さんを応援しています」。東日本大震災で被災した東北地方で、市民出資の映画館を運営する「フォーラムネットワーク」(本部・山形市)に対し、約20カ国の100人以上の映画監督や俳優から、続々と励ましの電子メールが寄せられている。


仙台市の映画館「フォーラム仙台」など7都市の9館でつくる同ネットワークが、震災1週間後に「被災地の映画ファンへメッセージを」と、メールで呼び掛けたのがきっかけ。映画関係者の間で転送され、予想を上回る反響となった。


映画「ベルリン・天使の詩」などで知られ、「日本文化の熱狂的なファン」と言うドイツのビム・ベンダース監督は「日本を襲った困難に、これ以上ないほど打ちのめされた」とメール。「映画には癒やす力があるはずだ」として、近く東北地方などで無料の上映会を行うことを約束した。


韓国映画猟奇的な彼女」の人気女優チョン・ジヒョンは「日本の皆さんの対処能力や冷静さにとても感動しました。力を合わせればきっと立ち直れると信じています」。仙台市出身の岩井俊二、米国のソフィア・コッポラ、英国のテリー・ギリアムの各監督らもメッセージを寄せた。


一部は劇場ロビーなどに展示。メッセージの大半をまとめたサイト「FILMMAKERS FOR JAPAN」も、有志の手で開設された。自宅が津波に流されたというフォーラム仙台の森匠副支配人は「私たちの心の支えになり、とてもありがたい。心が元気になる映画を上映していきたい」と笑顔で話した。


@(FILMMAKERS FOR JAPAN公式ツイッター

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の被災地のみなさまに心よりお見舞い申し上げます。世界中の映画人たちから届いたみなさまへの励ましのメッセージをつぶやいていきます。一人でも多くの方に届き、少しでも励みになっていただければと心より願っています。


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震災前、映画館を訪れてくださった映画ファンの方々はこんな時、これまで出会った映画たちが心の支えになることもあることでしょう。
みなさまを応援し、また1日も早くみなさまの生活に映画が戻ってくることを願って、国内外の映画人より被災地の映画ファンへのメッセージを募りました。
私たちにできることは微力ですが、一人でも多くの方の心に灯りが点ればと心より願っております。
※お寄せいただいたメッセージは随時アップしてまいります。