短期滞在企画


http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=0700000110620000506/20

●ボランティアらが手がけ/人気で、すぐに定員


夏休みぐらいは放射能を気にせず、野外でのびのび遊んでもらおうと、福島県の子どもたちを県外などに招く短期滞在企画がボランティア団体などの手で次々と生まれている。参加費は低額か無料とあって、多くは募集してすぐに定員に達する人気ぶりだ。


南相馬市では市PTA連絡協議会が中心となり、小中学生740人を全国8カ所の滞在先に送り出す。学校経由の受け付けを17日からしている。
滞在先は富山や山梨、福井、京都の公営や民間の野外宿泊施設など。定員はそれぞれ20人から160人、期間は4日間から1週間。交通費・食費も含めてすべて無料で、現地のボランティア団体が寄付金などで負担、滞在中の世話もする。

夏休みは林間・臨海学校へいこう! 境野米子の自然暮らし06/17



同様の企画は、募集直後から予約が殺到し、すぐに定員に達することが多い。

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空きのある企画もある。静岡県御殿場市の民間の山荘「国際青少年センター東山(とうざん)荘」(0550−83−1133)は福島県内の小中学生と親の計80人を7月22日から8日間、交通費込みで無料招待する。また、福島市で海外留学紹介所「ファーストフラッグ」(024−525−4062)を運営する白石奈々子さん(37)は有料、無料の短期留学先を紹介している。


行政も動き出した。郡山市は、市内の児童450人を猪苗代湖畔の同市湖南町の施設で開く宿泊林間学校に無料で招く計画を練っている。文部科学省は、県内の小中学生5千人を3泊4日で国立磐梯青少年交流の家(猪苗代町)などに無料招待する計画で、来月初めまでに募集要項を決める。