疎開・避難者は東京電力に補償請求を！
「疎開ネットおおいた」さんの記事。転載させていただきます…
疎開・避難者は東京電力に補償請求をしてください！ : 疎開ネットおおいた06/01
家賃や生活費がかかり、また疎開先ではなかなか仕事につきにくいために、
経済的に圧迫されている疎開者の方も多いと思われます。
4月下旬に東京電力がそうした方々を対象にして損害賠償に応じるという
情報を得ましたので、こちらで直接東電に電話して詳細を尋ねましたので、
ここに報告しておきたいと思います。
まず、補償の対象となる方は、
A）．「避難」「屋内退避」等が指示された地域に居住の方
B)．それ以外で被害にあわれた方
とで分かれます。
A)は具体的には、南相馬市、飯館村、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、
楢葉町、広野町、葛尾村、川内村、田村市、いわき市、川俣町の自治体です。
A)の方については、「仮払補償金」を請求されると、1世帯当たり100万円が
補償されます。
B)の方とは、それ以外の方で、自主的な避難者も含まれます。
ここでは、B)の方のケースについて、東京電力に確認しましたことを報告して
おきます。
まず、避難に要した費用をすべて算出してください、ということです。
そして「被害概略申出書」を作成して、東電に提出してください。
その際、避難にかかる費用はできるだけ領収書のコピーを取って添付してほしいということです。
ですから、交通費、現在疎開先で入居している家の家賃の類が対象になると
思われます。
あと、例えばの話として、これまで住んでいた土地や家を放棄して疎開先に
とどまりたい場合などで、放棄した家も補償の対象になるのか聞いたのですが、
現段階ではどこまで保証できるかわからないのだけども、
そういったものもとりあえずすべて記入して提出してほしいとのことでした。
ただ、注意していただきたいのは、今回提出する被害の見込み額が全額、
補償の対象になるわけではなく、国に設置される原子力損害賠償紛争審査会の
指針に基づいての補償金額になるということでした。
しかし、東電がA以外つまり、国が責任を認めた範囲以外の方についても補償を
検討するということで具体的な取り組みをスタートさせたことは評価してもよいと思います。
ですから、実際に疎開・避難されている方はぜひとも補償請求を求められたほうがよいでしょう。
どういうわけか、このような大切なことがマスコミでは報道されていませんし、
周囲の人に聞いても知らなかったといわれます（私が知らないだけかもしれませんが）。
以下に連絡先を記しておきますので、すでに疎開されている人、
これから疎開を考えていらっしゃる方は、ご一考願いたいと思います。
【問合せ先】
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仮り住まいの輪
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ホープステイ（日本）
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