盛岡市かわいキャンプ


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被災地でのボランティア増加が見込まれる夏休みを前に、宮古市川井の旧県立宮古高校川井校に6日、支援活動の拠点施設が開所した。盛岡市が復興支援の一環として設けた。最大100人が無料で休憩でき、宮古市内の被災地まで車で30分余りで行ける。


 施設名は「盛岡市かわいキャンプ」。3階建て延べ約1100平方メートルの旧校舎に、男女別の休憩室や食堂兼全体打ち合わせ室、物資置き場などを設けた。屋外に簡易シャワー3室を置き、校庭は50台分の駐車場として使う。休憩室には県畳企業組合から寄付された畳が敷かれている。


 盛岡市が国の緊急雇用創出事業費約2600万円を使い、同市社会福祉協議会に運営を委託。スタッフ13人が24時間態勢で運営する。


 ボランティア派遣の調整機能も果たす。スタッフが被災地のボランティアセンターと連絡を取り合い、必要な要員を把握。施設の利用者を被災地の需要に応じて派遣する。派遣先は宮古市、山田町、大槌町などで、施設が車を出す。


 滝野常実所長は「個人でボランティアに参加したい方々の受け皿として役割を果たしたい」と話す。


 利用料無料だが、寝具や食料は持参。6日現在で関東や近畿、海外から15人の予約があるという。申し込みは同施設(0193・76・2005)へ。


かわいキャンプ - 社会福祉法人 盛岡市社会福祉協議会