輝く「生」

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004747739.shtml


阪神・淡路大震災の犠牲者追悼と東日本大震災の被災地復興を願い、阪急宝塚南口駅(宝塚市)北側の武庫川中州に制作された「生」の文字の石積みオブジェが16日、ライトアップされた。


 2005年1月、同市在住の現代美術家大野良平さん(52)が「街と人の心の再生」を願い制作したが、川の増水で1年半後に流失。10年12月にできた2代目、11年7月にできた3代目もそれぞれ増水で消滅した。東日本大震災被災地へのエールも込め、同12月に4代目が完成した。


 この日は、縦20メートル、横10メートルの「生」を、阪神・淡路により宝塚市内で亡くなった人の数と同じ118(同市発表)の懐中電灯で点灯。午後5時46分、大野さんがハンドベルを鳴らす中、制作に携わった約10人が犠牲者を悼んで黙とうした。


 橋の上から見つめた同市中山五月台の北山孝子さん(66)は阪神・淡路で炊き出しをした経験から、東日本でもボランティアに出向いた。「この『生』のように東北が力強く再生できるよう息の長い支援をしたい」と話していた。

武庫川は何度も往復したなぁ…