再生可能エネルギー、20年に倍増も

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20120302-OYT1T00452.htm?from=popin03/02

東京電力福島第一原発事故を受け、太陽光や風力など再生可能エネルギーの普及について検討している中央環境審議会の小委員会は2日、政府が最大限の普及策を取った場合、2020年に再生可能エネルギーによる発電量を現状の約2倍にまで拡大できるとする報告書を公表した。


 再生可能エネルギーの導入量に応じて3案を提示。最大のケースでは現状と比べて太陽光が15・6倍、風力は4・8倍になると予測し、発電量は現状の1009億キロ・ワット時から1983億キロ・ワット時に拡大するとした。最小のケースでは太陽光7・9倍、風力3・1倍、発電量1402億キロ・ワット時になるとし、最大と最小の中間のケースも示した。


 また、最大のケースでは化石燃料購入により海外に流出する資金を年間9100億円分抑制でき、温室効果ガスを8000万トン削減できると試算。これは10年度の日本の排出量の約6%にあたる。