期限は、諦めない限り有効
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120308t35003.htm03/08
復興未来へ夢切符 釜石の３・１１イベントで販売
東日本大震災から１年となる１１日、岩手県釜石市の釜石駅周辺で、鎮魂と未来への希望を祈るイベント「かまいし復興の祈り」が開かれる。会場では「釜石から復興未来ゆき」切符を販売。収益金は被災した第三セクター三陸鉄道（宮古市）に全額寄付される。
市内外のＮＰＯなど５団体でつくる実行委員会（福成菜穂子代表）が主催。切符は縦４．５センチ、横９センチで、期限は「諦めない限り有効」と記した。１枚３００円。当日は１人５枚までで、２０００枚を限定販売する。
三陸鉄道は南リアス線（釜石−盛）の全線、北リアス線（久慈−宮古）の一部が運休中で、２０１４年４月の全線復旧を目指している。
実行委事務局の三塚浩之さんは「三陸鉄道の復旧こそ、被災者が一歩前に歩み出す道しるべ。たくさんの人で三陸鉄道を支え、それぞれの未来行き列車を走らせてほしい」と話している。
当日の切符販売は午後４時から。来場者は、駅ホームに飾られるキャンドルツリーに未来へのメッセージを添えることができる。駅前に設置された「釜石復興の鐘」周辺では、ろうそくをともし「鎮魂の祈り」をささげる。
切符販売は、郵便振り込みでも３月末まで受け付ける。詳細は専用ホームページで。連絡先は三塚麻央さん０８０（２８２０）３３２６。
