大津 命の大切さ考える授業


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121011/k10015672581000.html10/11

大津市で、いじめを受けたとされる中学2年の男子生徒が自殺してから1年の11日、市内の小学校で、命の大切さや、いじめについて考える授業が行われました。


大津市では、男子生徒の自殺を受けて、55ある公立の小中学校すべてで、命の大切さについて考える時間を設けることにしています。
このうち、坂本小学校は、「命を大切にする月間」として、いじめ防止に取り組んでいて、11日は、全学年でいじめや命をテーマにした授業が行われました。
5年生のクラスでは、髪を引っ張られたり、殴られたりしている姿が描かれたイラストを見ながら、子どもたちがいじめについて話し合いました。
子どもたちは、大勢が1人に対して、また強い人が弱い人に対して、心や体に繰り返し痛みを与えることは、いじめに当たるとして、こうした行為をしないことを誓っていました。
男子児童の1人は、「いじめられている人がいれば助けたいし、絶対にいじめをしないと思った」と話していました。
担任の教諭は、「亡くなった中学生のように、悲しい思いをする子が2度と出ないようにしたい」と話していました。