いわきで最初の復興住宅起工式


http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121030ddm041040079000c.html10/30

福島県いわき市は29日、東日本大震災で自宅を失った被災者向け災害公営住宅(復興住宅)の同市で最初の起工式を行った。県内での同住宅着工は、相馬市の2団地に次いで3カ所目。


 いわき市では津波被害を受けた沿岸部を中心に約4万棟が全半壊し、7地区で1500戸の復興住宅を15年度末までに整備する予定。この日、同市常磐関船(じょうばんせきふね)町の市営住宅・関船団地敷地内で着工した同住宅は、鉄筋8階建てで事業費約6億3200万円。2〜3LDK32戸を整備し14年春入居予定。渡辺敬夫(たかお)市長は「一日も早く不自由な仮設住宅などから移り住んでもらえるよう事業の迅速化を図る」と話した。


 約2万3000人の避難者を受け入れている同市では、町外コミュニティー(仮の町)設置を要望している浪江、大熊、富岡、双葉4町の避難者向け復興住宅も分散型の県営住宅として建設される予定。