津波避難訓練:M7.9想定


http://mainichi.jp/area/chiba/news/20121029ddlk12040070000c.html10/29

東日本大震災津波被害を受けた旭市で28日、市民や市、消防、警察など約2300人が参加した津波避難訓練が行われた。「震災の教訓を生かそう」と津波防災の日(来月5日)を前に実施するもので、2回目となる今年は県も共催し、森田健作知事が参加した。


 「午前9時、房総沖を震源とするマグニチュード(M)7・9の大地震が発生し、九十九里・外房に高さ8メートルの大津波警報が発令された」−−との想定で訓練がスタート。防災無線の呼びかけで飯岡など海岸地区のお年寄りや家族が声を掛け合い、それぞれ市立飯岡小、矢指小など4小学校に歩いて避難した。市によると住民の参加者は計689人。9月にも防災訓練があったためか、昨年より約300人少なかった。


 参加者は各小学校に到着すると、避難者リストに名前などを記帳。飯岡小では消防による救命訓練や銚子地方気象台地震解説があり、参加者は熱心に聴き入っていた。


 森田知事は「みなさん、自然はこわい。私のいとこの家族も宮城県で亡くなった。第一波の後、畑に戻ってやられた。自己判断せず、指示に従って逃げてください。災害は忘れたころにやってくる。気をつけて」と呼びかけた。