ずっと仲間なこと



SKE48「春コン」2日目は「仲間の歌」で感動フィナーレ - 音楽ナタリー 04/15

SKE48が昨日4月14日、愛知県・ニホンガイシホールにて単独コンサート「SKE48 春コン 2013『変わらないこと。ずっと仲間なこと』」の2日目公演を開催した。

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そして2日間のコンサートのラストとなった夜公演では大きなサプライズ発表はなく、中盤以降はグループを卒業する9名(桑原みずき高田志織平松可奈子矢神久美赤枝里々奈小木曽汐莉上野圭澄原望奈美小林絵未梨)のためのセットリストが展開。卒業するメンバーがそれぞれ思い出の楽曲をセンターポジションに立って披露し会場を沸かせた。


小木曽は古川愛李とのユニット曲「眼差しサヨナラ」を披露。曲の途中で古川が小木曽に「ありがとう」と告げると会場からは大きな歓声が沸き起こり、小木曽はそのまま曲の終わりまで涙を流し続けた。そして桑原が「女の子の第六感」を歌唱すると会場からはその日一番大きな「みずき」コールが巻き起こり、最後に登場した矢神は思い出のユニット曲「ウィンブルドンへ連れて行って」を木崎ゆりあ須田亜香里とともにかわいらしく舞い踊った。


その後、会場のモニタに卒業生の思い出の映像が流れ始めると、卒業メンバー以外の全メンバーがステージに登場し「遠くにいても」を歌唱。続いて後方ステージに特別な衣装を身にまとった卒業メンバー9名が登場し「それを青春と呼ぶ日」を歌い始めた。その歌唱にあわせて会場は白色のサイリウムの光に包まれ、卒業メンバーを乗せたステージが花道の頭上を移動すると、松井珠理奈は大粒の涙を流しながら卒業生を見送った。


最後にメインステージに集まった卒業メンバーはファンに向けて一言ずつメッセージを贈る。小林は「夢を叶えるためにこれからは進学して勉強をがんばっていきます」と宣言し、上野は「最後にこんなに素敵なプレゼントをもらえてうれしい。私の人生の中で今日は一生の思い出になります」と喜びを見せた。そして原は「たくさんの出会いと経験が私を成長させてくれました。これからは大きな夢に向かって突き進んでいきます」と会場のファンと約束を交わし、小木曽は「今日という日を迎えることは私1人じゃ無理でした。大切な仲間に感謝して今後は自分らしく歩んでいきます」と語りながら優しい表情を見せた。


赤枝は「今とても幸せです。たくさんの笑顔と愛情をありがとう」と自らも笑顔を見せながらたくさんのファンに感謝し、高田は「本当にSKE48に入ってよかった。皆さんに出会えて私の世界は変わりました。今日のことは忘れません」と涙を浮かべながらコメント。続いて平松は「いつも自信がなかった私に皆さんは“オンリーワン”というプレゼントをくれました。これから先、困難な壁にぶつかったときには今日のこの光景を思い出してがんばります」と自信に満ちた表情で語った。


そして桑原は「アイドルらしくなかったけどいつでも私を応援してくれて、いつでも私の味方でいてくれてありがとうございました。メンバーのみんな、いつでも遊ぼうね!」と彼女らしいおおらかな表情でファンとメンバーに感謝の気持ちを伝えた。最後に矢神は「皆さんと出会うことができて本当によかった。つらいこともあったけど毎日が楽しかったです。本当にありがとうございました」と最高の笑顔を見せた。すべての卒業生のメッセージが終わると中西優香が「最後まで最高の思い出作るぞー!」と叫び、全メンバーで「手をつなぎながら」を披露し、コンサート本編は終了した。


アンコールでは卒業メンバー以外がステージに立ち「掌が語ること」や「今日までのこと、これからのこと」などを歌唱。そして最後の曲を全員で歌いたいという珠理奈の懇願を受けて、退場したはずの卒業メンバー9名が再びステージに姿を現した。そして全員で「仲間の歌」を元気よく歌い上げ、感動に包まれた2日間のコンサートを終えた。