防災教育


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131201/k10013486381000.html 12/01

首相 防災教育を強化する考え


安倍総理大臣は岩手県釜石市を訪れ、津波が押し寄せる中で児童全員が無事に避難した市内の小学校の教員らから、日頃の防災訓練などの取り組みについて説明を受け、視察のあと記者団に対し、防災教育を強化していく考えを強調しました。


安倍総理大臣は、東日本大震災の復興状況を視察するため、月に一度のペースで被災地を訪れています。
1日は、岩手県釜石市を訪れ、釜石警察署では、ことし8月に女性として初めて都道府県警察の本部長に就任した岩手県警察本部の田中本部長の出迎えを受けました。
そして、安倍総理大臣は、震災で亡くなった釜石警察署の3人の警察官の遺影に花を手向けたあと、署員らを前に、「被災地は復興の道程を着実に進んでいるが、その歩みには良好な治安の維持が不可欠だ」と訓示しました。
このあと、安倍総理大臣は、釜石市の小学校は迅速な避難で「釜石の奇跡」として知られていることから、津波が押し寄せる中で児童全員が無事に避難した釜石小学校の教員らから、当時の様子や、日頃の防災訓練の取り組みなどについて説明を受けました。
一連の視察の後、安倍総理大臣は、記者団に対し、「住宅の再建、公営住宅の建設を加速化させていきたい。また、防災教育、防災訓練がいかに大切かということを実感した。防災教育を強化していきたい」と述べました。