午後2時46分


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150117/k10014760691000.html 01/17

神戸で東日本大震災発生の時間にも黙とう


阪神・淡路大震災の追悼行事が行われている神戸市の「東遊園地」では、東日本大震災が起きた午後2時46分にも黙とうが行われました。


東遊園地では、「1.17」の形の灯籠とともに、東日本大震災の犠牲者を追悼するため、「3.11」の形に並べた灯籠も用意されました。
およそ250本の灯籠には、「希望」や「祈り」といったことばや東北の被災地の地名が記され、午後になるとボランティアの人たちが1本ずつ火をともしました。
そして地震が起きた午後2時46分、訪れた人たちは東北の方を向き、犠牲者を追悼するとともに復興を願って黙とうをささげました。
大きな被害を受けた宮城県名取市閖上地区から訪れた52歳の男性は、「大津波で母親を亡くし家も流されました。復興した神戸の姿を見て、いつまでも悲しんでいるのではなく、私たちも前に進まなくてはならないと思いました」と話していました。
また、神戸市西区に住む高校2年生の女子生徒は、「私たちは阪神・淡路大震災を知らない世代ですが、神戸や東北の震災を学び、次の世代に伝えていかなくてはならないと思います。東北への支援も続けていきたいです」と話していました。