五平餅を探訪
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2月23日
朝日新聞「asahi+C」 @asahi_tubuyaki
ニュースサイトでも配信されました。中西優香さん、斉藤真木子さんが「五平餅」の由来などをとよた五平餅学会のみなさんから伺いました。2人が手作りする様子にも注目です。
(SKE48のいただきますっ!)五平餅を探訪
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(SKE48のいただきますっ!)五平餅を探訪
原知恵子2015年2月23日11時32分
蔵元 桝塚味噌
愛知・岐阜・長野の山間部周辺が発祥とされる「五平餅」。つぶして形を整えたうるち米のご飯に棒(ほせ)を通し、みそや醬油(しょうゆ)などのタレをつけてあぶり焼くのが基本スタイルだ。
この郷土料理の起源は? SKE48の2人が「とよた五平餅学会」の天野博之学芸員に聞いた。
林業従事者のお弁当説、五平さんという人物が考えた説――。「諸説あり確証はありませんが私が有力視しているのは『山の講説』です」。
天野さんは、山の神をまつる行事の際に、もち米ではなくうるち米をつぶして供える風習があることに注目。「五平餅は供物のお下がりとして発生したのでは。『御幣餅』と書く場合もあり、神事とのつながりを感じさせます」
「ご飯をつぶす」など共通点があるきりたんぽも山の神へのお供えが起源との説があると聞いた2人は「確かに似てる」。謎多い五平餅の起源に思いを巡らせていた。
■もっと知りたい
高速道路のサービスエリアや観光地の屋台、スーパーの店頭……。あちこちでみかける身近な五平餅を、地元の人は「全国にある」と思っているかも。でも、「とよた五平餅学会」がフィールドワークなどで調査したところ、その分布はあくまで限定的であることが浮かんできた。
調べでは、愛知では三河地方の山間部などには分布するが、旧碧海郡以南には見当たらない。長野は南部。松本以北は五平餅でなくおやき文化圏になるという。また、岐阜の分布は三河地方に接する東濃地方や飛驒地方だった。
分布の関連を読み解くカギとなるのが、古くは三河地方沿岸部から信州方面へ塩を運び、「塩の道」と呼ばれた「飯田街道(旧伊那街道)」「三州街道」の街道筋だ。
現在の豊田周辺で、物流の経路は船を使った川沿いの輸送から、人馬による陸路へと切り替わる。調査にあたった天野さんによると、この陸路周辺のエリアと五平餅の分布域が重なるという。「つまり、陸上輸送をする人たちによって五平餅が伝播(でんぱ)し、地域ごとに進化していったと私は考えています」。学会は、豊田は分布域の要かつ、五平餅の味を決定づけるみそやたまりの生産地で、市内で五平餅を出す店も50店以上と多いことなどから、豊田こそが「発祥」と捉え、PRしている。
一口に五平餅といっても、分布圏内では▽わらじ型▽丸型▽ひょうたん型など多彩なサイズや形があり、タレのトッピングも▽ごま▽クルミ▽落花生など様々。ほせも種類が色々で実に個性的だ。
学会長の野田清衛さんは「五平餅には家、地域、村の味や特産、歴史文化、もてなしの心が表れる」と指摘する。「『1本の五平餅にも山河あり』。ふるさとが凝縮された郷土食を通じて、地域に誇りをもってもらいたい」(原知恵子)
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タレたっぷりの五平餅。口元を汚しながら誰かと一緒に食べれば、一気に距離が縮まりそう。
〈中西優香〉 愛知出身だが、五平餅は実はもち米を使わないと今回初めて知った。26歳。
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特別な道具や材料がいらず、みんなで作れば楽しそう。チーズ入りなんてどうでしょう!
〈斉藤真木子〉 大阪出身。ふるさとの味を問われ、「近所のたこ焼き屋」と即答。20歳。
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〈とよた五平餅学会〉 五平餅を通じて地域を活性化させようと2010年発足。愛知県豊田市で五平餅を扱う飲食店、みそ屋、宿泊施設など50店以上が参加している。各店の五平餅の形・タレまでを詳細に紹介したパンフレットなどの制作のほか、自動車のまちにちなんだオリジナル「クルマ型」五平餅も開発している。各店価格帯は200〜300円前後が中心。
今回取材したのは、みそ蔵元の桝塚味噌(愛知県豊田市桝塚西町南山6)で、五平餅は店頭で不定期に販売。問い合わせは(0565・21・0028)。
https://twitter.com/hara_chieko/status/569765779509538817
2月23日
原知恵子 @hara_chieko
五平餅のタレのトッピングは落花生やごまなど、家庭・地域により様々。
Q「どんな風に食べてみたい?」に対し、
A中西優香さん「つくねみたいに、たまごにつけて食べる」
A斉藤真木子さん「チーズ入り」
みなさんはどんな風にアレンジされますか
http://ow.ly/Jufk7