列車ホテル


http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150531/5189911.html 05/31

地震の影響350人列車ホテル


30日夜に起きた地震の影響で、東海道新幹線のダイヤが大幅に乱れたことから、JRは目的地にたどり着けない乗客のために、名古屋駅で列車を宿泊場所として提供し、350人が車内で一夜を明かしました。
東海道新幹線は、地震の影響で、30日夜、東京駅と新大阪駅の間の上下線で一時、運転を見合わせ、運転を再開したあとも最大で2時間近くの遅れが出るなどダイヤが大幅に乱れました。
名古屋駅でも、名古屋駅止まりの最終の下りの「ひかり」が、定刻より1時間20分あまり遅い31日午前1時15分に到着しました。
この時点で在来線や私鉄はすでに運行を終えていたため、目的地にたどり着けない乗客のために、JRは、到着した車両をそのまま名古屋駅の構内に朝まで止め、宿泊場所として提供しました。
乗客は疲れた様子で、列車の中に入っていきました。
JRによりますと350人が列車の中で一夜を明かしたということです。
終電車に乗ってきた岐阜県の会社員の男性は「地震が起きた時、東京にいましたがかなり揺れました。もう家に帰れない時間なので、新幹線の中でゆっくり寝てから帰ります」と話していました。