陸前高田市コミュニティホール


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150511/k10010075471000.html 05/11

被災地の高台に市民の交流施設オープン
5月11日 12時12分


東日本大震災の発生から4年2か月となる11日、岩手県陸前高田市には高台に再建された市民の交流施設がオープンし、仮設住宅で暮らす人たちが早速利用しています。
オープンしたのは「陸前高田市コミュニティホール」で、東日本大震災で被災した施設の代わりに高台におよそ16億円かけて再建されました。
2階建てで敷地面積がおよそ1900平方メートルの施設にはホールや会議室などが備えられ、11日は、女性グループのメンバー12人が調理室を利用しました。メンバーのうちおよそ半数は今も仮設住宅で暮らしているということで、広々とした調理室でサケの練り物やサラダなどを笑顔で作っていました。
メンバーの60代の女性は「これまではいろんな場所を借りて調理していたが、今後は気兼ねなく活動できるのでうれしい」と話していました。11日は施設の入り口に近所のお年寄りたちも集まり、会話を楽しんで交流していました。
陸前高田市に震災後、大型の交流施設がオープンするのは初めてです。80代の女性は「待ちに待った施設で本当にうれしい。今後はたくさん利用したいです」と話していました。