立佞武多「復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰」

エラーページ - 産経ニュース 06/17

青森の立佞武多が火災で焼失 ブラジルのカーニバル参加


ブラジルの最大都市サンパウロで2月に行われたカーニバルに参加した青森県五所川原市立佞武多の人形灯籠が、サンパウロ近郊で焼失していたことが16日分かった。地元の日系団体が明らかにした。


 立佞武多は「復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰」で高さ15メートルの巨大なもの。サンパウロ近郊モジダスクルゼスの日系団体が4月に祭りで展示した後、団体の運動場で保管していたが、今月4日夜に火事に遭い、燃えたという。


 日系団体幹部によると、木材部分は燃え残っているが、紙の部分は完全に焼失した。火事の原因は不明で地元警察が捜査している。同幹部は「残念でショックだ」と話している。


 立佞武多は、東日本大震災からの復興を願って2012年に制作され、鹿島神宮茨城県鹿嶋市)の鹿嶋大明神が地震を起こすナマズを押さえつけている姿が描かれていた。